NEWSの新アルバムを引きこもりオタクが8㎞走りながらレビューする
NEWSの新アルバム、QUATETTOがべらぼうにヤバイ。半端なくいい。そりゃもうカルティエと比較できるくらい凄い。
という前提から破綻したような話を前回の記事でしたんですが、はてなブログの他のQUARTETTO感想を見てたらあまりにもレビューとして成り立ってないな……と思いとても反省しました。
なので、今回はこの素晴らしいレビューの並ぶお題に私も参加するにあたり、真面目に、きちんとNEWSの魅力を伝えたい……たまにはちゃんとまともなことも考えてるんだってところを見せておかないとただでさえ私を最近冷ややかな視線で見るようになった親だって弟だって心配するよね……と気付いてしまったわけだ。
というわけで私は、
QUARTETTOを丸ごと通しで聞きつつ走りながらレビューします！！！（？）
何か分かんないけどQUARTETTO凄い！！！！！！！！めっちゃいい！！！！！！！凄い！！！！！！！！！！という感情のままに走りました。
※あくまで走りながらの感覚なので体力の無さゆえに後半につれてどんどん荒んでいく心をお許しください。
1.Theme of "QUARTETTO"
ああ～このインスト曲から始まるのほんっと最高～～！！
インスト曲って走りやすいよね。リズムもいいし、「We are fantastic 4！」の辺りからもうめっちゃ足取り軽い。は～～～走るぞ～～～！！！私はNEWSちゃんと一緒に走るんだぞ～～～～！！！というまだこの時点では浮かれきってる気持ちに寄り添ってくれる最高のスタートダッシュ曲。
なんかもう今の私、めっちゃいい顔してるからこのままナイキのＣＭに使ってくれてもいいよ……☆ってくらい爽やかで明るくて好き。ナイキは願い下げだろうけど。
2.QUARTETTO
四人のアカペラのハモりから入るもう出だしからぞくぞくするこの一曲にテンション上がらないわけがないじゃん！！！？？？？スタートダッシュに更にターボかかるわこんなん。
燃え尽きるまでー！のシゲの声、熱い。サビもあのカルテットの囁きも熱い。走れる。すごい。私、風になれる。
マリカーでスターとった時と同じくらいの無敵感を得ながら走ってた。このまま走って東京ドームまで行ったらツアー始まってたりしねーかな～～～～とか思ったけど東京公演までまだ三ヶ月あるっていう事実がやばい。季節変わるやんけ。
3.ANTHEM
手越祐也さんという割とストイックなトレーナーの歌声が私の背をめっちゃ押してくれる。やっぱり手越さんが思い入れあるって色んな雑誌やらで言ってるのを聞いてるからか、サッカー曲だからか、手越さんの顔ばっかり浮かぶ。
ベスアで見せたあの本当に人間として実在してんのか疑わしいくらい美しいお顔の手越祐也さんを何度だって思い出して正直気が散る。
私今走ってるからそんな歌声と顔で誘惑してくんのやめてくれる！！！？？？？って脳内一人ポイズンベリー（※見てません）
でも勝負事に厳しい手越さんのことだから走ってる途中に「見惚れちゃいました☆」とか言おうもんなら普通に10周追加とかされそう。アンタの顔が美しいせいだよ！！！！！！！！という文句を飲み込んで喜んで犬のように走ります。ワンワン。
増田さんの鬼イケラップでもテンション上がるし何せ足取りは軽い。まだ三曲目だし余裕余裕って顔してた。
4.シリウス
名曲すぎてほんっと気が散る。
いやほんとにほんとにテンポもいいし、いい曲なんだけど、何かどんどん好きになりすぎて走ってるだけなのにこの曲に感情移入しすぎて、私の背中から羽でも生えたような気がしてくる。星空を踏みしめて走ってる気さえしてくる。
アニメのオープニングとかであるあるの髪を風になびかせ自転車をがむしゃらに漕ぐ、とかよくわからない木の葉の舞う草原を必死に走る、とか夜明けの街の謎のビルの非常階段を全力で駆け上がる、とかそういう映像が脳内で流れまくる。もうNEWSの四人が2.8次元みたいなアイドルに思えてくる。凄い。きらきらしてる。青春。
「このまま時を止め 夢のままいられたら 結ぶ星座のように 君をずっと離さない」
私「（誰が離すか～～～～～～～！！！！！！！！）」
っていうテンションで走れる。もうぐんぐん加速出来る。後半にいくにつれ、いっそ涙ぐんでくる。
実際は20代女がジムで百面相しながら一人寂しく走ってるだけっていう侘しさも含めてかなりヤバイ。
ついでにこの爽やか青春胸キュンソングがブラジャーのＣＭ曲だったっていうものすんごいギャップだよね。ていうかスレンダーに程遠い女が贅肉揺らして走りながら陶酔して涙ぐんでるってさぁ……もうシリウスだって可哀想だよね……ごめんね…………。
私だって来世ではあんなふうに手越さんに愛しげに切なげに「どこにいるの？ 何してる？ SLENDA 君を願う」って言われるSLENDA女になってやるっつーーーーの！！！！！！！！（You're my SLENDA～～～～～～～♪♪）
5.Touch
きたよ～～可愛いの過剰摂取！摂取すぎて消化不良になっちゃうタイプのビタミン剤！！！
ジャニーズ科サンリオ属アイドルNEWSちゃんの真骨頂って感じの曲ですが、この辺からちょっともう疲れてきた。
早いけどもう疲れてきた。何せオタク、体力が無い。
でもあのはちゃめちゃ可愛くてこっちが息切れするようなＭＶ思い出して心臓がぎゅうぎゅう痛む。いや慣れないランニングのせいで負荷がかかって物理的に痛んでたのかもしれないけどNEWSの可愛さでも心臓痛んだりするから、NEWSのＭＶ見るのって走るのと同じくらい体力使ってたりするんじゃない？？どう？？？まぁ知らんがなっていうね？？？？？？？
6.NEWSKOOL
オシャレ～～～～オシャレイケ曲でほんっとすき！！！！！
ノリもいいし、スキップとか飛び跳ねたくなる感じの曲で、思わず足が弾む。弾んだ分だけ後々辛くなるってこの時の私はまだ気付けてない。
増田さんのラップがやばすぎて「こっちおいで 手の鳴る方へ」のところ最高of最高って五億回くらい思った。
そんなこと言われたら世界の終焉が導かれてしまうけど大丈夫？？？
次からハーメルンの笛吹き男ならぬ、ハーメルンの増田貴久って呼んだ方がいい？？？？？
笛の代わりの声の効力がえぐすぎる。吸引力の変わらないただ一人のアイドル増田貴久……すき…………。
あと小山さんのラップめっちゃいいよね～～～！！！優等生っぽいチャラさがある。好き。リア恋。シゲのラップもあぁ～～～こういう加藤シゲアキさんほんっとすき！放り投げるような歌い方すき！でも作家先生ってとこも含めてすき！リア恋！みたいなスクールカースト最下位のモブ女のガチ恋ソングになるわけ（そればっか）
7.四銃士
これ、まさにカルテットだよね～と思ったのは座って聞いてた時でした。
クラシックって、すげー走りにくい！！
もうね、この頃にはゼエゼエなんだわ。ギリギリさっきまでテンションで誤魔化してたけど結構もう足にきてる。なんか脇腹が痛い。なのでこの壮大なクラシック、やばい。現実に引き戻される。めっちゃいい曲だけどちょっとほんと待って、「その笑顔守りたい」って言ってくれてるけど今の私全然笑顔じゃない。
ラストの大サビ前とか増田さんのゆったりとした壮大なボイスで「戦いは自分のためではなく」って言われてるけど、もう今私のためでしかない！！！早く！！早く歌って！！！手越さんのビブラートもすごく綺麗、綺麗だけどとにかく長い！！！！早く歌って！！！！！巻きで！！！ていうかアウトロも長いな！？？！！？！！！って腕ぐるぐるさせながら思わず叫び出したくなる。
いやほんとこの曲なっげぇ。つらい。いい曲なのにこんな恨めしかった気持ちで聞く羽目になると思わなかったんだけど恨むなら四銃士じゃなくて走り出した頃の浮かれた私を恨めって話だ。
8.Wonder
キターーーー！！という感じ。
四銃士という壮大なオーケストラに飲み込まれて、普段使わない筋肉や関節とかが「こんなどうしようもないオタクによるオタク的な思いつきで酷使されるのマジしんどい」ってめそめそ泣いてるのを感じながらゼエハアしてた私をイントロから救ってくれる。
四銃士で焦らされまくった分、このテンションがめちゃくちゃありがてぇ。 熱いしテンポ速めだし何より四銃士という山をひとつ越えて、かなりランニングハイ。
あーーー走れる！私やっぱ走れる！！！！コヤマスラップに追い立てられるように走る！！！テゴシゲコンビのめちゃくちゃ熱い歌にまた背中を押される！！！
これライブ絶対楽しいだろうなとかレーザーとか照明やばいんだろうなとかあーーーもうめちゃくちゃ好き！☆！☆！☆！！！って考えてたらもう俄然気分上がってきて、さっきまでの疲れをどんどん忘れる。ギターもかっこいいし四人の声もかっこいいし単純に最高。足痛くない。お腹全然痛くない。
歌うレッドブル、ほんと凄い。
9.ライフ
いや、やっぱり脇腹が痛い。（真顔）
気付いてしまった。だってこのめちゃくちゃ名曲、余りに自分と向き合えてしまう。私の命、今ここでめっちゃ燃えてるし。生まれた意味を探す曲聞きながら今の自分を見つめ直し始めたら「何で走ってるんだろう……」とか「走る必要なかったじゃん……」とか普通の人間なら当たり前の事実に気付き始めてもう鬱々としてきた。ていうか脇腹も足も痛いし。Wonderで誤魔化してた分が一気にのしかかってくる。
大サビも長くてマジでこの曲が終わらないかと思った。すげーー名曲なのにこんな荒んだ気持ちで聞く羽目になると思わなかったのでここで声を大にして言いたいんだけど、みんな落ち着いて呼吸が乱れない状況で美味しいお茶とか飲みながら優しい気持ちで聞こうね。
ほんっといい曲なんだよ。説得力ゼロだけど。
10.チュムチュム
生まれた意味を考えながら「まだこのアルバムあんのか……」と虚ろな目をしていた私の耳に突如流れ込む「エンヤーエンヤーエンヤーアーアーアー」
私「！！！！！！！！！！」
マジでピコーーーン！！って感じに顔が上がった。
流れ出すイントロに耳に馴染んだインドの空気。メイドインジャパンのインドソング。目の前に広がるガンジス川。体に吹き付ける熱を孕んだ風。スパイシーなカレーと恋の予感が香る……そう、ここはジムなんかじゃない……ここはもうインド！！
辺り一面がチュムチュムを欲する危険なインド！！
だってNEWSがそう歌うから！！！！！！！
冗談でもなんでもなくテンションが舞い戻る。さっきまで生と死と私の人生について考えてたけどそんなもんはとりあえずガンジス川に流してとりあえず踊ろう！！！！夏だ！！！インドだ！！！！サマーラブだ！！！！！！！！！っていうこの熱量半端ない。
レッドブルの比じゃない。もはや歌うガソリン。
さすが私が選ぶ2015年ベスト石油王ソングなだけあるよほんと。
これ聴きながら走ってる時の私、スマブラでハンマー手に入れてステージの端から端まで蹂躙してる時のマリオと同じよ。そこどけそこどけトンチキを極めたウルトラハイパーイケメン石油王アイドル軍団が通るぞ！！！！！！！！っていう心境なわけ。
曲順のせいもあるけどこんなにチュムチュムに救われるとは思わなかった。びっくりした。ほんと好き。チュムチュム、私、好き。
11.Departure
「あの日の自分に誇れるような未来に今いるのか？」なんて小山さん、現在進行形で無意味を極めてるような挑戦をしてる私に凄い直球ストライクな質問やめてほしい。心えぐれる。誇れるとこ微塵もねぇし、あの日の私が見たら「まだオタクやってるし、やってることがどんどんエスカレートしてるじゃん……」って絶望して泣くだろうし………。
でも曲調といい歌詞といい、マジであの空へTake off！だしそりゃ走れるよ。もうゴールテープが私の目には見えてる。この夢にもここまで私が走ってきた謎の7㎞にも嘘はつけない！！
もう結構エンディングの気持ち。シリウスがOPだったらこれは完全にEDなわけで。あ～爽やかに終われる！終わろう！ゴールはもう、目の前！！！！
12.ヒカリノシズク
あっ、終わらねぇ。
うっそマジか……まだあるやんけ……って思わず呼吸乱れた。さっきもうめっちゃエンディングみたいな気持ちで走っちゃった分、気持ちがついていかない。アルバムとしてはほんとに一枚で最後の最後まで美味しいつくりになってて、トッポもびっくりの最後まで中身ぎっしり感が素晴らしいんだけどここまで通しで走ってきた私からしたらまぁ悲しい。終わらない……悲しい……。
この悲しさ、知ってる。頑張って夜通し登ってようやくたどり着いた富士山の登頂から、延々と折り返しが続く下りの道を見下ろした瞬間のちょっとした絶望感と似てる。
しかもこのゆるやかなスローテンポ。私はこの試みで学んだゆったりとしたいい曲は座って聞くべき論を永遠に提唱していくからな！！！！
こんな、こんなアホほど走りながら聞く曲じゃないんだこの名曲は！！！！（多分QUARTETTOを手に取った十万人が知っている事実）
でもやっぱりいい曲なので泣けてくる。もう疲れたから泣けるのか曲がいいから泣けるのか分からない。シゲのかすれた、でも想いのこもった歌声に胸が痛い。いや結構物理的にも心臓が痛い。
「涙をそっとぬぐってしまうような」という優しくて愛しい歌声にも「とりあえず汗をぬぐってほしい」という欲求しか生まれないのでほんとダメ。良い子は真似しないでください。
最後のテゴシゲ大サビもはちゃめちゃいいのにまともに聞けない。あと何分？何フレーズ？ということばかりしか浮かばない。でもやっぱり通しで聞くといい曲なので私の優しい心の部分が「尊い……NEWS、尊い……」って涙流して感動してるから「ソロ曲は諦めよう！！！！！」つって何とか最後まで走りきりました。
アウトロ終わった瞬間めっちゃくちゃハッピーだった。マジで眼前にヒカリが見えた。
初回盤収録全曲が終わったら大体8㎞でした。ちんたら走った割にゼエハアしててほんと恥ずかしいです。最後のヒカリノシズクはクールダウンにすればよかったとか後で気付いたけどほんと遅いっつーね。
良い子は真似しないでください。みんなはもっと優しい気持ちで聞いてください。めちゃくちゃ最高の名盤です。動機息切れ筋肉痛の私からは以上です。
（シリウスが好きすぎてそれっぽいネイルもしました）
