5泊6日三食昼寝付きの入院体験記
こんにちは元気なジャニオタの私ですが、今は絶妙に元気じゃありません!!!何故なら!!一週間前にお腹切ってきたから!!!!!
病気としては卵巣嚢腫というやつで、まぁ病気の体験記というよりも初めての手術が色々レアだったので書き残したいな~~と思ったので書いておきます!!ここで書くなって話だけど他に書くとこないからとりあえず!!!
あと明日、NEWSのアルバムが出ます!!!!!!!!!!!!!!
バーチャル体験”をテーマにした歴代最高の超大作 !!!! 『WORLDISTA』(ワールディスタ)と題した本作は、 “NEVERLAND”(2017)、“EPCOTIA”(2018)の世界観を引き継ぐ、 ファンタジックで壮大なアルバム・プロジェクト第3弾 !!!
やばい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!嬉しい!!!!!!!!!!!!!元気出しDISTA!!!!!!!!!!!!!!
突然だけど去年の11月、たまたま行った婦人科でたまたま受けた子宮頸がん検診で「卵巣が腫れている」と言われた。
先生「今まで言われたことある?」
私「いや、ないです」
先生「中身が何か調べる必要があるから大きい病院に紹介状書くね。MRI受けよっか」
トントン拍子に先のことが決まった。マジで寝耳に水。
近くの大きい病院に行って受けたMRIの結果は恐らく良性の腫瘍だろうということで。そっかそっかよかったーくらいに思ってた。何となくこのまま経過観察かなーとも思ってた。最初の婦人科の先生にはそう言われてたし。
でも結局1月の診察で言われたのは「もうこれは手術した方がいいよ」ということだった。「卵巣嚢腫は手術以外に治療方法はありません」「若いし回復も早いし、するなら早い方がいい」と言いきられてマジで目の前にバーン!と壁が突き付けられた気分だった。
瞬間、頭の中を駆け巡ったのはまず金のことだった。
そう言われましても先生。入院・手術ってそりゃ……お高いんでしょう……?????
そりゃ健康と引き換えには出来ないけど、だって、今、お腹全然痛くないし……!!!!!とめちゃくちゃ動揺した。まぁ痛くないから気付くのが遅れて見つかった時にはすげー腫瘍がでかくなってるパターンもあるらしい。私はまぁ、多分ボチボチのサイズだった。
「か……考えさせてください!!!!!!」
根っからのケチ根性を出してしまう。先生も「えっ」て顔したけど「じゃあ来週またご家族と相談して来てくださいね」と優しく送り出してくれた。正直めちゃくちゃ動揺してた。
いくらかかるかを病院で聞いたところ、一応費用の目安としては私が行った病院では18万~20万円(ここに差額ベッド代やら自己負担金が乗ってくる)くらいとのことだった。
えー絶妙……いや別に自分の貯金から出せる、出せるけど。ついでに家族や友達が同じ病気でこれくらいの金額がかかるんだけど迷ってるんだよね……って言ったら「いや受けなよ!!!お金出すよ!!!!」って言えるくらいの額だ。でもそれがいざ自分事となると「え~~~~マジか~~~……今痛くないのに……?????」ってそればっか思ってた。ドケチか。
でもだって20万て大金じゃん……?
2/20発売、NEWSの新アルバムWORLDISTAの初回盤が50枚も買えるじゃん………通常版なら60枚以上買えるじゃん………。
は???顔が良い!!!!!!!!!
とりあえず家帰って色々調べた。そしたら健康保険に入っているおかげで高額療養費制度を使えばそこまで高くならないことも分かった。ついでに自分が本当に一応、念のためくらいの気持ちで入っていた医療保険の方も確認したらある程度まとまった金額が降りそうなことが分かった。うわっ……保険って……すごい……!!!!!そんなことをいい歳してめちゃくちゃ噛み締める結果になった。みんな医療保険にはとりあえず入っといた方がいい!!!!マジで!!!!!
週明けの先生「どうされますか?」
私「(お金なんとかなりそうなんで)手術します!!!!!」
先生「じゃあ手術日を決めましょう。いつがいいですか?」
私「2/8は(NEWSの当落があって気が気じゃないので)ちょっと難しくて、2/20に(WORLDISTAが発売という)用事があるのでそれまでに退院したいです!!!!」
圧倒的オタク。
でも結局日程を合わせてくれて二月中旬に手術になった。ありがとう先生。
手術を決意したのは金銭面の後ろ盾を得たことと、
・ほっといたらより酷い結果になるかもしれない(捻転とか破裂とか)
・治療法が他にない
・結局腫瘍をとって検査をしないとそれが悪性か良性であるか最後までわからない
・今後妊娠をした時のリスクを減らしたい
という上記の点からだった。
金銭面以外に迷った理由としては
・地元を離れて旦那と二人暮らしのため、実家の家族のサポートがほぼ受けられない
・痛そう
・点滴も注射も嫌だしお腹切るとかちょっとでもめっちゃ痛そう
・ていうかとにかく痛そうなのがやだ
マジこれ。ほんとにやだった。
でもそんなことも言ってられないのは分かったので腹をくくって受けることにした。それでも毎日いやだよ~~~怖いよ~~~~~~~って五歳児ばりに駄々をこねる私に、とにかく明るい旦那は毎日ちゃんと「何が嫌なの?痛そうなのが嫌?そりゃまぁ痛いと思うよ。他は?え?手術後は痛くて寝られなさそう?うんうん、寝られないと思う!ドンマイ!!!」と明るく答えてくれた。素直かよ。
※以下は入院中のことを色々書いてるのでちょっと汚い話とかも出てきます!!!!!!!
▼入院一日目
荷物を持って入院しにいく。手続きをして颯爽と病室に向かう私。そう、病棟は違えど私はここを知っている。何故なら去年の10月に一度別件で救急車で搬送・緊急入院をしているから………その節は大変お世話になりました……。
その時はとにかく熱が高くて動けないしもういっそころしてくれってくらいつらかったから、点滴も何もかも意識が朦朧としてた中終わったけど今回はそうはいかないんだろうなとビビってた。術前検診みたいなのをやってもらって、改めて色んな説明を受けたり血栓予防の医療用メディキュットをもらったりする。
看護師さんに緊張して眠れなかったら安定剤も出すから24時までに言ってね、と言われてマジで目がぎんぎらぎんにさりげなくもないくらいギンギラだったから、お言葉に甘えることにする。それ飲んだらスコンと眠れた。薬ってすごい。
▼入院二日目(手術日)
朝から下剤を飲んだり浣腸をしたりしてお腹空っぽになる。朝も絶食。手術が12時すぎからだったので10時半までは飲んでいいけどそれ以降は水も駄目。えっ、つらい……と思いながらいそいそと血栓予防のメディキュットを履く。
その日は旦那が休んでくれて来てくれていたんだけど、旦那は私の入院を完全にエンターテイメントだと思ってる節があるので、「みてみて!練習してきた!」といってしゅんしゅんクリニックPという医者芸人の「ヘイヘイドクターヘイドクター♪」というネタを披露してくれた。何なん……マジで……お前……ほんと…………。
そんなことをしていたら手術の時間になり歩いて手術室へ向かう。髪の毛をしばって帽子の中にいれて手術室に入る。
私はとにかく痛いのが見てるのも嫌なので医療もののドラマとかもあんまりみないけど、「あーー多分こんな感じだわ!」という照明器具がデーンと鎮座していた。あと先生以外にも人がいっぱいいた。真ん中のベッドにまな板の鯉よろしく横たわる。もうアッシのことは好きにしてくだせぇ……という気持ちで転がった。
麻酔はてっきり手の甲から刺すんだと思ってたら、呼吸器的なものをあてられただけだったから「え!!痛くなさそう!」と喜んだのも束の間、「体あったかくなってきますからねー」と言われて超焦った。いや全然あったかくない。むしろ寒い。どころかふわっとする感覚はちょっと血の気が引く感じと似てる。二年に一回くらいのペースで失神してる女なので、マジでそれと似てて「え、これ麻酔きくまえに意識失うんじゃないの!?」ってすげー焦ってた。今思うと麻酔だろうが失神だろうが同じなんじゃね??と思うけどその時はマジでパニクった。
でも次に起きたら手術終わってた。
えっ……????何……??????
いや……えっ、いや、……おわ、った……?????
普通に私の体は麻酔にコロっといってた。従順でいい体だな。目が覚めたら確かにお腹が痛い。重い時の生理痛みたいな感じで、まぁ、我慢できそう。
ちょっと麻酔がさめてからゴロゴロとベッドのまま部屋に移動する。点滴に痛み止めも入ってるし、痛かったら自分で追加できる痛み止めのボタンもあるし、えーなんか意外となんとかなりそうじゃん、と思ってた。ここまでは思ってた。私はまだ知らなかったのだ……この後の地獄を……。
一番の地獄は、その日はベッド上で動くことが出来ないので麻酔で眠ってる間に尿道カテーテルが入れられてたんだけど、これが!!!!マジで!!!!つらかった!!!!!!!
刺さってる管の圧倒的違和感……「出てますよ~」と看護師さんには優しく言って貰えるものの、消えない尿意……常に我慢しているような尿意の激しい主張……「俺はこんなところに留まる器じゃない!!」と地元を飛び出していってしまう名前も覚えてないクラスメートのような自由さ……「こんなの望んでた形じゃない!!ここからちゃんと出たいの!!!」と涙目で訴えてくるあの子をなだめてるような鬱屈とした感覚……。
マジでマジでこの一晩が地獄だった。もう傷から血が噴き出してもいいから自分で歩いてトイレ行きたいとめちゃくちゃ願った。神様~~~~!!!って祈ってた。
あと点滴も繋がってるから全然動けない。寝返りは打ってね、と言われたけどマジほんと動くたびに体のどっかがズキズキ痛む。つらい。あと尿意。凄いつらい。
全然眠れない夜を過ごして翌日を迎えた時はほんとにホッとした。
▼入院三日目
尿道カテーテルを抜いてくれ~~はやくはやく!とそれしか考えられなかった。あと水も飲めなかったので喉が渇いてつらかった。水……水を……と呻いてたらうがいをさせてもらえて口の乾きだけ癒してもらった。なんか……マッドマックスで水に群がる群衆の気持ちだった……。
結局抜いてもらえたのはこの日の昼頃で、点滴も抜けて、そこからゆっくり立ってトイレに行く。うわ~~~痛い!!!昨日までは見えなかったけどお腹にフィルムが貼られとる!!!ここが切れてるんだ!!と謎の実感。おへそのところには白いガ―ゼみたいのがあったけど他のちっちゃい三つの傷はそのままフィルムが貼られてる。こんなんでいいのか!ってなった。現代の医療用品すごい。
「元気な方は今日からシャワー浴びられてますよ~」と言われるがマジで気持ちヨワ女なので「む、むりです……」ってなったら体拭いてもらえた。すみませんすみません。
その日からご飯も出た。最初は流動食かなと思ってたら割と普通に出た。米を食える喜び。
でもカテーテルを抜いたら次の地獄が襲って来た。
え……なんか……肩っていうか鎖骨のあたりが呼吸すると痛い……。
腹腔鏡手術だとお腹にガスをいれて膨らませてその中で手術するらしいんだけど、そのガスが抜ける時にこういう痛みが出たりするらしくて、これがマジで本当につらかった。退院日前日くらいまで続いて、体を横にすると痛いから昼間はベッドを起こしてずっともたれてたし、特に笑うと傷も肩も痛くてもんどりうってた。笑ってんじゃねーよって話だけどLINE経由の友達もお見舞いにきた旦那もなんか笑かそうとしてくるんだよ。ひどいよほんと。
旦那がとれた腫瘍のことを「凄い立派な紀州の梅干し!!!」って評したのも笑った。つらかった。やめてくれ。
でもその日もほとんど寝れず、それがめちゃくちゃしんどかった。横になると喉が痛くて咳き込んでしまい、傷も響くし全然寝れなくて寝不足の日々が続く。
▼入院四日目~退院
四日目に初めてシャワーを浴びた。まだフィルムはついてたけど意外と動ける。よちよちとだけどトイレも、一階の売店にも行けるようになった。のど飴を買いこんで舐めまくっても喉の痛みがよくならないのがしんどい。
その日の夜とうとうあまりに眠れず、眠れないことがめちゃくちゃつらくてしんどくて何故かベッドで一人声を殺してぼろぼろ泣いてしまったら、たまたま巡回の看護師さんにそれを見つけられて超優しくしてもらって安定剤を出してもらった。いい年してほんとに恥ずかしいけどそれを飲んだらマジですこんと眠れるからもっと早く相談すればよかった~~~~~!!!!ほんとに心も体も弱ってたんだなと今なら分かる。結局翌日も出してもらえて、それを飲める、眠れる、ということでかなり気持ちが楽になったし、寝るとめきめき回復していく感じがする!!凄い!!睡眠はほんとにすごい!!!!!
そんなわけで最後の二日はかなり楽になっていくのが分かったし無事退院できたし、家で寝たら更によくなってきた!!!
入院中からずっと微熱が続いてて、それが今もまだ!!続いてたり!!!傷口よりも多分腫瘍をとった卵巣あたりの内臓が痛むのが!!!今怖いけど!!!それでも手術して一週間経った今日、先週の絶望的な状況から考えると劇的によくなってるのを感じて嬉しいです!!!!!!!
仕事復帰は来週です!!!理解のある職場で良かったんですが、直属の上司には私が休むことを他の社員さん相手に「じょんさんはこの休みで南米へ幻の蝶を探しに行くんですよ」と大ウソをつかれてるのが懸念事項です!!私はモンスターハンターか。片手に標本でも持ってったろか。
病院ではお医者さんにはもちろん、関わってくださった看護師の皆様には本当に頭が下がる思いだったし凄く凄く感謝しかない……ありがとうございました……。
あと最後に退院前日に血圧を測りにきてくれた看護師の方。NEWSくんのFC動画を見ていた私のiPhoneの画面を見て「NEWS、好きなんですか?私もです!増田くんが好きです!」と言ってくださった看護師の方。大阪公演がどうか復活当選していますように!!!!!!!
そんなわけで大体今日にいたります。今日はフラゲしたWORLDISTAを聞いて元気を出しています。
ツイッターでも色々騒がしくてすみません。ほんとみんな病気は突然だから、検査は受けようだしお金もそこそこに貯めつつ健康にオタクしよう!!!!!!!!!!!!!